【わくわくプラザのGIGA端末と通信環境の課題】放課後・長期休みにも学べる環境を

令和7年第4回川崎市議会定例会の一般質問において、わくわくプラザにおけるGIGA端末対応のインターネット環境について取り上げました。
わくわくプラザは、放課後や長期休暇中に子どもたちが安心して過ごす大切な居場所です。近年は、学校の宿題にGIGA端末を活用するケースも増えており、「宿題をやりたいが、わくわくプラザではGIGA端末が使えない」という声が現場から届いています。特に長期休暇中は、わくわくプラザで一日の大半を過ごす子どもも少なくなく、学びの環境としての役割も重要になっています。

現在、わくわくプラザ室内におけるインターネット環境がどのように整備され、GIGA端末の利用についてどのような取扱いとなっているのか、こども未来局長に伺いました。
答弁を確認する
市は、昨年度、全わくわくプラザに入退室管理システムを導入したことにより、指定管理者等が運営で利用するためのWiFi環境が、様々な形態で整備されていると答弁しました。
また、児童がGIGA端末を利用する場合には、学校および教育委員会事務局と連携し、全ての小学校において、学校運営に支障のない範囲で、配置しているモバイルルーターの貸出しを受けられる対応を行っているとの説明がありました。
モバイルルーターだけでは対応しきれない現実
一方で、モバイルルーターは学校長の管理下にあり、学校の教育活動で使用しない場合に限って貸し出される運用となっています。また、モバイルルーター1台あたりの接続可能台数は、GIGA端末約5台程度とされており、放課後や長期休暇中に200人規模の児童が同じスペースで過ごすわくわくプラザにおいては、モバイルルーターのみで対応することは現実的ではありません。
放課後や長期休暇中であっても、子どもたちの学びの意欲をしっかり支えるためには、各わくわくプラザに安定した通信環境を整備する必要があると考え、改めて市の見解を伺いました。
市の認識と前向きな答弁
市は、わくわくプラザを利用する児童や保護者のニーズが変化しており、GIGA端末を活用した学習や、インターネットを活用した遊び・体験活動へのニーズが高まっているとの認識を示しました。
今後については、こうしたニーズはさらに高まると考えられることから、児童の学習・遊び・体験活動の充実に向け、WiFiの通信環境を含め、効率的な整備手法の検討を進めていくとの前向きな答弁がありました。
一般質問での要望-必要な周知徹底

前向きな答弁をいただいたことを評価しつつ、要望を申し上げました。
GIGA端末利用に関するモバイルルーターの貸出しについて、行政から学校や運営法人へ通知が行われたのは令和6年2月ですが、同年4月には運営法人の変更や学校長の交代がありました。そのため、モバイルルーターを利用できること自体を認識していないわくわくプラザや学校が存在する可能性があります。
インターネット環境の本格的な整備を進めていただくとともに、整備が実現するまでの間は、令和6年2月の通知内容を毎年4月に改めて発出するなど、わくわくプラザと学校との連携が円滑に進むよう、周知の徹底を図っていただくことを要望しました。
一般質問で明らかに!
- わくわくプラザではGIGA端末を使った学習ニーズが高まっている
- 現在はモバイルルーター貸出しによる対応が中心
- 大規模プラザではモバイルルーターのみでの対応は困難
- 市はWiFi環境整備に向け、前向きに検討する姿勢を示した
- 整備までの間は、既存制度の周知徹底が重要
子どもの「学び」を止めないために
わくわくプラザは、子どもたちにとって「放課後の居場所」であると同時に、学びや体験の場でもあります。学校だけでなく、放課後や長期休暇中の時間も含めて、子どもたちの学びを支えていく環境づくりが求められています。
今後も、現場の声を大切にしながら、子どもたちが安心して学び続けられる環境整備について、一般質問を通じて継続的に取り上げていきます。



