【川崎市】放課後デイサービス・児童発達支援施設の利便性向上と情報公開の強化に向けて

年々増加する「児童発達支援」や「放課後等デイサービス」といった障がい児通所支援事業所と、その中核を担う「子ども発達相談センター(キッズサポート)」の連携・情報提供のあり方について質疑を行いました。
現在、事業所数は急増していますが、保護者が「どこが空いているのか」「どんな特徴があるのか」を探す手間は非常に重くなっています。この課題を解決するための提案をまとめました。
川崎市子ども発達・相談センター(きっずサポート)
お子さんの発達や成長に不安を感じている保護者が、より身近な場所ですみやかに相談・支援を受けられるよう、川崎市が各区に順次設置している専門機関です。
保護者から相談を受け、子どもの特性に応じた対応方法や福祉サービスを考え、保護者同意の上で保育所・幼稚園・学校とも連携するとしています。
課題・問題点と提案内容
質疑を通じて明らかになった主な課題は以下の通りです。
- 事業所の急増と情報のミスマッチ:過去5年間で事業所数は1.5倍〜2倍に増えていますが、市のHPでの一覧更新は半年に1回に留まっており、最新の状況が反映されていません。
- 空き情報の不透明さ:川崎市の認可外保育園や、東京都北区の障がい児通所支援事業所の把握は、毎月の空き状況をHPで公開する仕組みがあるにもかかわらず、本市の通所支援については「把握が難しい」として実施されていません。
- キッズサポートの「地域連携」機能の形骸化:仕様書には地域事業所との連携が明記されていますが、実際の事業所訪問件数は極めて少なく、現場の最新情報が集約されているとは言い難い状況です。
事業所数の推移と把握状況について

過去5年間の事業所数の推移は?また、新規事業所や空き状況の把握はどう行っているのか。
答弁を確認する
児童発達支援は91→179カ所、放デイは142→216カ所と大幅に増加。新規情報は県市共同のシステムで毎月掲載しているが、個別の空き状況は日々の変化が激しく、把握には課題がある。
他局・他都市の事例を参考にした情報公開について

川崎市の認可外保育園や、東京都北区の障がい児通所支援事業所の把握は、毎月メール等で空き情報を集約し公開している。本市でも同様の取組が可能ではないか?
答弁を確認する
情報提供には様々な課題があるが、どのような内容や条件であれば可能か、今後研究してまいりたい。また、事業所一覧の更新頻度(現在は半年ごと)についても、ニーズを勘案し検討する。
キッズサポートの役割強化について

地域の橋渡し役であるキッズサポートの事業所訪問件数が少なすぎる。情報を集約し、保護者に提供する機能を改善すべきではないか?
答弁を確認する
個別の支援方針作成や関係機関との連携は丁寧に行っているが、センター独自で空き情報を網羅的に集約・提供することは、公正性等の観点から難しい。どのような手法が可能か研究を継続する。
要点まとめ
- 事業所数の急増: 5年間で約2倍に増えており、保護者の「探す負担」は限界に達している。
- 情報更新の迅速化: 最低でも2ヶ月に一度の更新、および新規開設情報の速やかな反映を要望。
- 空き情報の見える化: 認可外保育施設や他都市の事例を参考に、事業所側が簡易に報告できる仕組み作りを提案。
- 連携機能の活性化: キッズサポートによる事業所訪問を増やし、数値やデータだけでなく、施設の特色などの「生きた情報」を相談に活かす体制構築を求める。
まとめ

障がいを持つお子さんの保護者にとって、療育の場を探す作業は、日々の育児と並行して行う非常にハードなものです。「どこもいっぱいで断られた」という声がこれ以上増えないよう、情報の網羅性と速報性は不可欠です。
今回は「研究する」という答弁に留まりましたが、こども未来局での成功事例や他都市の先進事例は既に存在します。市民のニーズを的確に捉え、一刻も早く「必要な情報が必要な人に届く」体制へとアップデートするよう、引き続き強く働きかけてまいります。
詳しく知りたい!
関連資料一覧
障害児通所支援制度
川崎市の制度説明ページで、児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援の内容と利用手続が整理されています。
障害児通所事業所一覧
事業所名、所在地、電話番号、法人名、児童発達支援・放課後等デイサービス対応の有無、重症心身障害児対応などが並んでいます。一方で、一覧から直ちに空き状況や詳しい特色までは把握しにくい構成なので、強く働きかけて参ります。
PDF:障害児通所事業所一覧(令和8年4月)
※川崎市公式サイト:障害福祉サービス事業所からも障害児通所事業所一覧を確認できます
障害児通所支援の利用についての案内
利用者向けの2ページ資料で、児童発達支援や放課後等デイサービスの概要に加え、新規利用の流れが図式化されています。
きっずサポート各地域センターの案内
地域ごとのセンター案内で、対象、利用方法、電話・FAX、所在地、開所時間などが載っています。
制度のことや、お悩み事がございましたら、
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