【障害児通所支援】施設の空き状況把握へ!利用者一人ひとりに合ったマッチングの仕組みを求めました

障害児通所支援を利用したい保護者から、「どこに空きがあるか分からず、問い合わせても断られてしまう」という切実な声を多くいただいています。子どもたちが必要な支援を確実に受けられるよう、情報の透明性と相談支援の質の向上を目指し、市へ質疑を行いました。
障害児通所支援とは?
障害のある、または発達に心配がある子どもたちを対象に、日常生活の自立や集団生活への適応に向けた訓練・療育を提供するサービスで、主に児童発達支援・放課後等デイサービス・居宅訪問型児童発達支援・保育所等訪問支援の通所サービスが実施されています。
川崎市公式サイト:障害児通所支援令和6年第2回定例会において、子ども発達・相談センターと地域の障害児通所支援事業所との連携について質問を行いました。これまでの経緯や市の答弁については、以下のページをご覧ください。
課題・問題点の整理
保護者が適切な事業所を選択・利用できない現状に対し、以下の課題を指摘しました。
- 情報の不透明さ:多くの保護者が「空き状況」や「受入可能な障害種別・送迎範囲」を把握できないまま問い合わせており、利用を断られるケースが多発している。
- 需給バランスの可視化:実績ベースでの見込み量は算定されているものの、地域ごとの詳細なニーズと受入状況の乖離を把握する仕組みが不足している。
- 相談支援の効率化:事業所数が増加する中、センター側が全事業所の詳細な特色や受入状況を把握・更新し続けることが難しい
事業所の空き状況把握と情報提供の現状


先行自治体のヒアリングを通じ、空き状況のリアルタイム把握についてどのような課題を整理したか。また、保護者がより適切な事業所選択を行えるようにするために現状の課題をどう認識しているか。
答弁を確認する
6か月に1度を2か月に1度の更新に見直ししたところでございます。事業所の空き状況等は日々変動するため、その正確性や最新性の担保には事業所側に業務負担が生じる点が課題です。一方、生活ニーズ調査等からは、「送迎範囲外」や「障害種別・設備面」を理由に利用を断られるケースが多い状況を認識しています。事業所への実態調査を通じ、受入可能な利用者像の詳細を把握し、それを相談支援に活用しているところです。
需給バランスの分析と今後の相談体制について


事業所が増加する中、グループホームで行っているようなマッチングの仕組みを参考に、利用者が事業所の特色や受入状況を把握しやすい仕組みへ転換すべきではないか。今後の取組を伺う。
答弁を確認する
各事業所の特色や受入状況の把握が難しくなっている状況を踏まえ、事業所への調査による情報集約のあり方を引き続き検討します。グループホームのマッチングの取組も参考にしながら、利用希望者へ効果的な情報提供を行い、適切な相談支援につなげてまいります。
要点まとめ
- 情報提供の拡充: 事業所一覧の更新頻度を「2ヶ月に1回」へ見直したほか、事業所の受入体制に関する詳細情報を相談支援の現場で活用する。
- 計画策定への反映: 次期計画において、地域ごとの実績や事業所数の偏差などを踏まえた、より緻密なサービス見込量の算定を検討する。
- マッチングの仕組み: グループホーム入居時のマッチング事例を参考に、個々のニーズに合った事業所を円滑に案内できる新しい情報提供体制の構築を進める。
最後に


今回の質疑を通じ、市側も事業所数が増加する中で、保護者が適切なサービスへたどり着けないという現状を重く認識していることが確認できました。特に、グループホームで行っているような情報集約・マッチングの取組を障害児支援の分野にも広げていくという方向性は、利用者の利便性を高める大きな一歩です。
まずはセンター内での情報共有体制を強化し、保護者が無駄な問い合わせを繰り返さず、お子さまの特性に合った事業所に円滑につながれる環境づくりを強く要望いたしました。今後も、必要な支援が必要な方にしっかりと届くよう、仕組みの改善を求めてまいります。
関連資料一覧
障害児通所支援制度
川崎市の制度説明ページで、児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援の内容と利用手続が整理されています。
障害児通所事業所一覧
事業所名、所在地、電話番号、法人名、児童発達支援・放課後等デイサービス対応の有無、重症心身障害児対応などが並んでいます。一方で、一覧から直ちに空き状況や詳しい特色までは把握しにくい構成なので、強く働きかけて参ります。
PDF:障害児通所事業所一覧(令和8年4月)
※川崎市公式サイト:障害福祉サービス事業所からも障害児通所事業所一覧を確認できます
障害児通所支援の利用についての案内
利用者向けの2ページ資料で、児童発達支援や放課後等デイサービスの概要に加え、新規利用の流れが図式化されています。
きっずサポート各地域センターの案内
地域ごとのセンター案内で、対象、利用方法、電話・FAX、所在地、開所時間などが載っています。











