宮前区ソーシャルデザインセンター「みやまえBASE」の持続可能な運営に向けて

宮前区で本格始動した「みやまえBASE」。地域の人々が「地元でゆるやかにつながる」ことを掲げ、新たなコミュニティの形として注目されています。今回の質疑では、この取組が一部の熱心な市民の負担(善意)だけに頼ることなく、将来にわたって持続可能なものとなるための制度設計について議論しました。
ソーシャルデザインセンターって?
ソーシャルデザインセンター(SDC)は、地域の課題解決や「やりたいこと」を持つ市民・団体・企業などが、組織の枠を超えてつながり、新しい価値を共に創り出す(共創)ためのプラットフォームです。川崎市では各区でその区の特性に合わせたSDCの構築が進められています。
川崎市公式サイト:「みやまえBASE」とは課題・問題点と提案内容
- 運営メンバーへの負担集中:みやまえBASEを支える「コアメンバー」は、完全なボランティアとして多大な時間と労力を割いています。この「熱意」に依存しすぎると、メンバーの交代や活動の継続が困難になるリスクがあります。
- 「緩さ」と「持続性」の両立:参加しやすさ(緩さ)を維持するためには、裏側での緻密な事務局機能や企画立案が必要です。市民が楽しみながら活動を続けるためには、行政による適切な後方支援と、無理のない運営体制の構築が不可欠です。
みやまえBASEの目的と現在の活動について

5年の検討期間を経て本格始動したが、具体的にどのような「つながり」を目的としているのか?
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多様な世代や属性の方が、地域の課題や「やりたいこと」を持ち寄り、緩やかにつながる場を目指している。年3回程度の交流会のほか、企画会議を重ねて運営している。
持続可能な運営のための制度設計について

コアメンバーの負担増大が懸念される。活動を継続していくための行政としての対応策は?
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企画会議のメンバーと目的を共有しながら、区の歴史を学ぶ「みやまえキャンパス」などの企画を実施してきた。今後もより多くの方が参加しやすいテーマを企画し、広く区民に認識されるよう、持続可能な運営に取り組んでいく。
要点まとめ
- 市民活動の尊重と支援: 市民主体の取組であることを大切にしつつも、特定の個人に過度な負担がかからない仕組みが必要。
- 認知度の拡大: 「緩やかにつながる場」として、より多くの区民に知ってもらい、参加の裾野を広げる。
- 行政の役割: 業務委託による運営支援だけでなく、コアメンバーが燃え尽きないための適切な人的・物的支援のあり方を模索する。
最後に
「地元を良くしたい」という市民の皆様の熱意は、宮前区の大きな財産です。しかし、その善意が「負担」に変わってしまっては本末転倒です。
みやまえBASEが、その名の通り区民の活動の「基地(ベース)」として長く機能し続けるためには、参加者の「楽しさ」と運営側の「持続可能性」が両立していなければなりません。今後も、行政が伴走者として適切にバックアップし、市民の力が最大限に発揮される環境づくりを強く要望してまいります。
関連ページ・資料一覧
みやまえBASEのパンフレット
みやまえBASEのパンフレットでは、概要や、目的が掲載されているほか、活動などわかりやすく知りたい方向けに、イラストや写真を用いて、活動の風景や宮前区ソーシャルデザインセンターのイメージ図が描かれています。
みやまえBASEに参加するには
令和5年度に宮前区SDCの「みやまえBASE」がスタートし、「地元でゆるやかにつながろう」をキーワードに、さまざまな人のつながりができるよう、地元で「ゆるくつながる」交流の場を開催しています。下記リンクから、交流会などのプログラム開催状況が確認できます。
宮前区のまちづくり
ソーシャルデザインセンター(SDC)をはじめ、地域デザイン会議など、宮前区で行っているまちづくりを一覧で確認できます。



